地域の人と地域科学研究所

地域科学研究所では、地域科学の実践として、地域の住民や企業と協力して様々な体験プログラムやワークショップを行っています。
大分県の豊後大野市で行われた「酒蔵ワークショップ」では、大分県豊後大野市商工観光課様の協力を得て、4つの酒造を訪問してワークショップを行っています。それぞれの酒造で製造されたお酒を一緒に飲みながら、酒造の人たちと地域の活性化やお酒などについて、いろいろな意見交換を行っています。
大分県は麦焼酎が有名なのですが、豊後大野市で麦焼酎や日本酒造りが盛んなことは、あまり知られていません。酒造が大きくないというのもその理由のひとつなのかもしれません。しかし、大量生産では作ることのできない個性的なお酒を製造しているのです。
こうしたワークショップをきっかけとして、地域の活性化に向けた提案なども行われており、単なる自治体向けのシステムを開発する会社ではないことがわかるのではないでしょうか。

地域の魅力を発信する

地域にはそれぞれ異なる魅力があります。その魅力を地域科学研究所は、SNSを使用して全国に発信しています。「地方発170便」として、ホームページ、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムでそれぞれ配信されています。
自分の住んでいるまちの魅力を聞かれたとき、すぐに出てくるでしょうか。実際には様々な魅力があるのですが、そこに住んでいると、当たり前のこととなってしまうため、魅力に気が付いていないことも多いのです。その魅力を多くの人達に知ってもらうということは、まちに活気を与えることにつながります。実際に魅力が伝われば、遠方から訪れてくれる人も増えるでしょう。
地域科学研究所は仕事を通じてその場所に来ています。しかし、自治体との仕事だけではなく、土地やそこで暮らす人を知ることによって、その魅力を発信しているのです。

地方発170便

「地方発170便」というのは、地域科学研究所の担当者が地域の情報を発信しています。「挑戦する公共施設」、「今、挑戦する人たち」、「美味しい地方メシ」といったテーマで、実際に担当の社員が見た、聞いた、感じた様々な魅力を紹介しています。
「挑戦する公共施設」では、地域の公共施設を紹介しています。施設の紹介だけではなく、周辺でかかわっている人やものなど、いろいろな分野で紹介が行われているようです。「今、挑戦する人たち」では、地域の中で活躍している人をテーマとして、地域とともに取り組んでいることが紹介されています。「美味しい地方メシ」では、担当者が地域で取材をする中で出会った、その地域ならではの美味しい地方メシが紹介されています。連載されているので、地域の様々な魅力を発見することができそうです。