地域の情報を発信する地域科学研究所

地域科学研究所という会社

大分県に本社のある地域科学研究所ですが、中心となる業務は、地方自治体への地理情報システムや施設管理システム、会計システムなどの様々なシステムの導入からサポートを行っているICT企業です。また、システムの導入だけでなく、自治体の業務に対するコンサルティングも行っているようです。
創業時は木下不動産鑑定事務所として、自治体の依頼を受け、不動産の鑑定を行っていたようです。しかし、現在の商号となってからは、本社のある大分だけでなく、各地に事務所を開設し、200を超える自治体へシステムの導入を行っています。プロジェクトの数で言えば、現時点で3000を超えるプロジェクトをこなしているようです。自治体に関してのスペシャリストといったところでしょうか。

地域の様々な魅力の発信

地域科学研究所の基本業務は自治体との仕事ですが、それ以外に「まちづくり」といったテーマでいろいろな形で地域とかかわっています。その代表的なものとなるのが、「地方発170便」と題されるSNSを利用した情報の発信です。ホームページでは、いろいろな地域で「地方からの招待状」、「今、挑戦する人たち」といったテーマごとにコラムの連載を行っています。
フェイスブックやインスタグラムでは社内のイベントや、仕事で訪れた地方の魅力を写真入りで紹介しています。ツイッターも同様に写真入りで同様の記事がアップされています。様々なSNSのツールを使用して、地域の様々な魅力が発信されています。多くのツールを使用することで、より多くの人にその魅力を知ってもらおうということのようです。

地域科学研究所の実践

暮らしたいまちづくりへの実践としていろいろな取り組みを行っています。自治体向けにサービスを提供することで、自治体だけでなく、地域やそこに暮らす人々ともかかわりを持つことになります。自治体向けに様々なシステムを提供する地域科学研究所だからこそできることとして、地域の人と一緒になって様々な取り組みを実践しているようです。
サテライトオフィスもそのひとつで、廃校になった学校の校長室をオフィスとして利用しているのだそうです。また、入社式なども廃校になった学校を使用したり、その校舎で自治体向けの研修会なども行っているといいます。また、地元企業と協力し、ワークショップなども行い、経営についての様々な提案も行っているようです。
他にも、子供向けのプログラミング教室を開講したり、さまざまな形で地域の未来を考えた取り組みを行っているのです。200を超える自治体の様々な課題や問題と向き合ってきた経験と実績があればこそなのかもしれません。